[2008/11/03] 第4回 ハワイ旅行の話・前編
私事で恐縮ですが、今年の8月に家族とハワイに行きました。私のコラムはそのハワイ旅行の中で感じたことを前後編に分けて書こうと思います。
私の家族は特に旅行好きというわけではありません。まして家族全員で海外旅行をすることになるとは想像もしていませんでした。それが今年の5月頃に私の弟が「結婚します、結婚式はハワイで挙げたいです」と言い出したものですから、パスポートを申請したり、旅行代理店でホテルを予約したりと、慣れない海外旅行の準備をする羽目になってしまいました。
ですがこのコラムを書きながら思い返してみると、そういった旅行の準備そのものも楽しかったと思えます。「目的地に到着するまでの時間は何をしていよう」、「目的地ではまず何をしよう」、「お土産は何を買っていこう」そんなことを考えている時間はとても楽しくないですか?個人的には旅行の前の想像の楽しみは旅行の楽しみと同じくらい良いものだと思っています。
日本を出発して約7時間、ホノルル空港に到着して最初にしたことは入国審査です。ここで私はアメリカ式の歓迎を受けることになりました。ご存知の方も多いかと思いますが、アメリカの入国審査では指紋と顔写真をとります。これはその場でアメリカ政府の持つ犯罪者やテロリストのデータベースと照合を行うためで、一般人の感覚では緊張してしまうものですよね。やはり私も緊張して顔写真を撮るカメラの前に立ったのですが、そこで入国審査官が一言、
入国審査官 | "Smile! "(笑顔でね!) |
私 | 「は?」 |
入国審査官 | "No smile no vacation! "(笑ってなくちゃバカンスじゃないだろ?) |
私 | 「ははは…」 |
ハワイは観光地ということもあるのでしょうが、入国審査官のこの陽気な対応のおかげで私は「そうだ、ハワイでバカンスなのだから思い切り楽しもう」と思うことができました。私の父の際は、
入国審査官 | "Bin laden? "(おっビン・ラディンか?) |
父 | 「ノーノー!」 |
入国審査官 | "HAHAHA! "(ジョークだよ、わはは) |
これが本場のアメリカンジョークというものなのでしょうか。このような素敵な歓迎を受けて私はアメリカに入国しました。今でもこの出来事は良い思い出となっています。
【ハワイ旅行の話・前編】はここまでとなります。後編では私がハワイ旅行で感じた日本の人達とアメリカの人達の違うところ、そして同じところを書きたいと思います。次回【ハワイ旅行の話・後編】も読んで頂ければ幸いです。 <角>