コラム

[2008/09/01] 第2回 温暖化

全国高校野球選手権も終わり、夏も終わりに近づいている。8月は一年の中で一番暑い時期であるが、仙台で最高気温が30度を越えた日は数えるほどしかない。残暑が厳しくならず、このまま涼しくなってもらいたいものである。

暑い季節と直接関係はないが、今回は「地球温暖化」について書いてみようと思う。

温暖化とは、二酸化炭素などの温暖化ガスによって地球の気温が徐々に上昇してくることである。工業、自動車の排気ガスによって膨大に排出される二酸化炭素が主な原因といわれている。国連のある情報によると地球の気温は「今後100年間で平均4℃、最大で5.8℃上昇する」そうだ。これにより南極などの氷が溶け、100年後には海面が約1m上昇するといわれている。そうなると日本では砂浜の8割が無くなり、新潟市、東京、大 阪など低い都市部、平野部に集中している農地(水田・畑)がなくなるなど大きな被害を受ける。世界では、海抜の低いオランダ、バングラデッシュなど約40カ国の国土の大半が水没し何億もの人達が難民となってしまう。南太平洋のツバルという国ではすでに海面上昇による被害が始まっていて、海岸が浸食されたり、大潮のときには住宅や畑が海水に浸水している。

このような現状を踏まえ、我々はどういう取り組みをすればよいのかインターネットで調べてみたが、「私たちにできること」は日常生活の些細なことが多い。以下に一例を。


  1. 週2日往復8kmの車の運転をやめる。
  2. 1日5分のアイドリングストップを行なう。
  3. 冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する。
  4. 待機電力を50%削減する。
  5. シャワーを1日1分家族全員が減らす。
  6. 風呂の残湯を洗濯に使いまわす。
  7. ジャーの保温を止める。
  8. 買い物袋を持ち歩き、省包装の野菜を選ぶ。

正直、こんな些細なことで温暖化を防げるのかと思う気持ちも多少あるが、多くの人がこの地道な心がけを実践して行けば、効果は出るのだと思う。青い地球を守るため、未来を守る子供たちのために実践して行こうと思う。

朝、通勤の際に車がすれ違いできないほど狭い道を歩くが、そこを歩行者がいるにもかかわらずスピードを緩めずに通り過ぎる車の多いこと。安全面も含め、憤りと哀しさを感じる。「あなたは今、車を運転しなければいけないのですか?可能な限り公共交通機関を利用し ましょうよ」 <Mr.K>


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